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Q311 確認申請とは。
書類上の申請者はあなたなのですが、実際に書類を作成し、手続きを行なうのは、資格を持ったあなたの代理者です。一般的には、あなたが依頼した建築家が行なう場合がほとんどです。
工事終了後、この書類に基づき役所の完了検査が行なわれます。 すべての手続き(審査)を終え役所の確認印をおされた確認通知書の一式は、建築家からあなたに手渡されます。この確認通知書は大切に保管しておいて下さい。
Q312 確認申請に必要な書類は。
正副の申請書、建築計画概要書、建築工事届、工事監理者の選定届、委任状等添付する図面は
1.付近見取図、位置図…1/2500の白地図に建築物の位置を示したもの。
2.配置図…道路との関係、隣地との空き寸法、建物と隣地境界の真北方向の空き寸法などを記入する。
3.敷地と建築物の求積図…計算の根拠がわかるように作図したもの。
4.各階平面図…階段の幅、蹴上げ、踏み面の寸法、A:居室の床面積、L:有効採光面積、V:有効換気面積、S:有効排煙面積、その他外部建具の換気小窓の表示まで書き込みます。
5.立面図…3階を越えると消防隊の進入口を明記します。
6.断面図…道路斜線や北側斜線等形態制限を記入し制限以内であることの明記をする。
7.構造図及び計算書
Q313 建築家の通常の業務以外の仕事は。
次にあげる業務は通常の設計監理報酬に含まれていない業務をいいます。必要な場合は、それにかかる費用等、建築家に尋ねて下さい。
□ 基本設計において:
1. 法令手続きのための資料及び事前協議
2.透視図(通常パースと呼ばれている立体的に描かれたもの)
3.模型(手に取るように全体が理解できます。あらゆる角度から視ることができるため、近隣との関わりも検討しやすくなります。専門家による模型と建築家の作成したものとがあります。)
4.日影図(地域においては計画建物が及ぽす日影の検討が必要となります。地域によって異なります)
5.変更訂正図
6.周辺住民に対する説明会等への立会い
□ 実施設計において:
1.工事量(見積内訳明細書)
2.透視図(完成予想図、着色されている)
3.模型
4.変更訂正図(依頼者が変更する内容についての訂正をいう)
5.オーディオ設備の音響設計解析費用など特殊内容の設計に伴う増加業務
6.増築、改築、模様替えに伴う増加業務
7.標準外申請図書の作成 8.建築物の維持管理費の算出
□ 工事監理、契約指導において:
1.竣工図の作成
2.常駐監理(派遣監督者の人件費、宿泊費他の諸経費、一般住宅においては常駐監理することはほとんどないと言えるでしょう)
3.出張経費(旅費、宿泊費他の諸経費)
4.確認申請等、各種申請提出及び受領の代行
□標準業務外の申請業務:
1.道路位置指定、廃止、変更届
2.確認申請の名義変更及び施工者選任届
3.し尿浄化槽申請
4.風致地区内の建築制限許可
5.宅地造成工事規制区域内の許可申請
6.砂防指定地域内の許可申請
7.自然公園地域内における建築制限許可
8.埋蔵文化財地域の許可、等。