アトリエ安藤
 安藤岬氏は、「光の教会」内の竹のオブジェでも知られる作家で、絵画、書、陶芸、彫刻、いけばななど、広範な分野で制作活動中である。玉子夫人も、大胆な抽象絵画で知られるが、そんな作家夫婦の大阪でのアトリエである。
 場所は、長居公園北側の住宅地の中ほどである。プランは、制作、収蔵、展示に分けられるが、道路側に収蔵を配し、奥の北側二層を制作室とした。ここは、三層の吹き抜けの空間の光を中心にスキップした階を配した。三階部に、内、外の空間でギャラリーをしつらえ、創作とその鑑賞を同時に行える複合がうまくまとまったと考えている。
 氏の作品は300号くらいと大きく、活動の拠点もアメリカなど多岐にわたるためスペースも大きな空間が必要であった。
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