ご挨拶

人が住む、出会う、集う上で必要な住宅は、どんな人にも大切な存在でありながら、そのどの部分も同じで無い、非常に密度の高い建築と言えます。あの阪神大震災などを経験した私たちにとって、居住性、安全性、経済性、特に堅牢などの物理的必要条件を満たしている事は、申すまでもないですが、さらに「心」の充足感に対応しないと充分ではありません。(実は、大型建築もこの住宅の考え方が基になっています。)私は、仕事を始めて40年になりますが、動き回れるような、アメニティのある家の楽しさも良いが、セレニティ(静けさ)のあるリゾート空間(癒される家)の大切さが住宅の本質であると感じています。芦屋に住んで益々、このような観点で、それぞれの土地や住まう人に即した、ワンランク上のアイデンティティのある住宅を提案させていただきたいと考えるようになりました。そのためには、個々の住宅で展開される生活を充分理解し、把握する必要から、十分なコミュニケーションを図らせていただいています。「機能空間からリゾート空間へ」あなたもこのようなセレニティな住空間を感じてみて下さい。

令和3年 4月 1日
代表取締役・社長 森 永 俊 弥